毎朝6時30分から生放送されているNHKのラジオ体操音源では、冒頭に『ラジオ体操の歌』の1番が歌われますが、2番と3番が放送されることはほとんどありません。これには、10分間という限られた番組枠の中で、体操の動きと解説を完璧に収めるための緻密なタイムスケジュールが関係しています。
また、放送で欠かせないのが生演奏によるピアノ伴奏の存在です。スタジオには専属のピアニストが待機し、号令を担当する指導者の呼吸や季節の空気感に合わせ、テンポやタッチを微妙に調整しながら演奏しています。
電子音や録音テープの再生ではなく、人間味あふれるピアノの生伴奏に支えられているからこそ、半世紀以上が経過した現在でも、毎朝の放送が新鮮な温もりを保ち続けています。