団時朗と草刈正雄の絆とは?兄弟説の真相と資生堂Mg5伝説を検証

団時朗と草刈正雄の絆とは?兄弟説の真相と資生堂Mg5伝説を検証

団時朗と草刈正雄の絆とは?兄弟説の真相と資生堂Mg5伝説を検証について徹底解説いたします。詳細な分析をチェックしてください。

ネット上のQ&AサイトやSNSで定期的に浮上するのが、「団時朗さんと草刈正雄さんは実の兄弟なのか?」という疑問です。結論から述べると、ふたりに血縁関係は一切ありません。京都府出身の団時朗さんと福岡県出身の草刈正雄さんは、生まれも育ちも異なる赤の他人です。それにもかかわらず、なぜ半世紀以上にわたって「実の兄弟説」がこれほど強固に信じられてきたのでしょうか。そこには偶然とは思えない3つの決定的な背景が存在します。

第1の理由は、1970年代の日本人離れした圧倒的なビジュアルの類似性です。団時朗さんは公称身長187cm、草刈正雄さんは185cm。当時の成人男性の平均身長が約165cm程度であった時代に、ふたりが並び立つ姿はまるで異国の映画スターのようでした。ギリシャ彫刻を思わせる鋭い鼻筋、涼やかで深みのある瞳、小顔で引き締まった八頭身のスタイルまで酷似しており、街頭テレビやカラーテレビ普及期のブラウン管を通じて「奇跡の美形兄弟」と錯覚する視聴者が続出しました。

第2の理由は、共通する出自と家族構成のシンクロニシティにあります。団時朗さんは英国系アメリカ人の父親と日本人の母親の間に京都市で生まれました。一方の草刈正雄さんは、アメリカ軍将校の父親と日本人の母親のもと福岡県小倉市(現・北九州市)で生を受けました。さらに重大な共通項として、ふたりとも幼少期に父親を失っており、女手一つで育てられた母子家庭育ちという極めて似通ったバックグラウンドを背負っていた点が挙げられます。

そして第3の決定打となったのが、後述する資生堂「MG5」CMでの兄貴分・弟分という明確な演出設定です。広告内でのふたりの息の合った掛け合いやスキンシップがあまりに自然体であったため、当時の大衆は設定上の兄弟関係を現実の事実として受け止めてしまったのです。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。