イメージコンサルティングの世界では長年、体型に基づく「骨格診断(ストレート・ウェーブ・ナチュラル)」や肌色に基づく「パーソナルカラー診断」が主流でした。しかし、メンズ顔タイプ診断骨格診断を比較した際、現代の現場で「顔タイプ」が最重要視されるのには社会心理学的な根拠があります。
対人認知心理学における「視線追跡(アイトラッキング)実験」によると、初対面の人間を認識する際、視線の約70%以上は首から上の領域に集中します。どんなに骨格に合致した体型補正シルエットの服を着ていても、顔の醸し出す空気感と服のテイストが乖離していると、脳は無意識に「ちぐはぐな違和感」を検知します。
実際のカウンセリング現場でも、「骨格診断で似合うと言われたVネックを着たら、顔の柔らかさと合わずに不評だった」というケースが後を絶ちません。体型を綺麗に見せる骨格診断は「服の形・丈感」を決めるツールであり、顔タイプ診断は「服のテイスト・柄・素材感」を決める羅針盤です。双方は対立するものではなく、顔タイプを主軸に据えた上で骨格の要素を調整するのが、現代のベストプラクティスです。