村田友美子氏のヒット作である書籍『くびれ母体の作り方』をはじめとする著作では、単に筋肉を鍛えるのではなく、まず「ほぐして骨を正しい位置に戻す」ことの重要性が説かれている。だが、誌面の写真や解説を自己流で解釈し、効かせようとするあまり過剰な圧力をかけてしまう受講者は多い。
「痛ければ痛いほど効いている」という誤解は最も危険だ。痛みに耐えるとき、体は無意識に防御反応を起こして全身の筋肉を硬直させる。これでは筋膜を緩めるどころか、逆効果となって自律神経を疲弊させてしまう。
正しいアプローチは、痛みが心地よさに変わる「痛気持ちいい」手前のラインを見極めることにある。呼吸を止めず、息を長く吐き出しながら自重をあずける。負荷のコントロールこそが、結果を出しつつ体調不良を回避する最大のカギだ。