長年、日本国内のローカルな趣味にとどまっていた旧車會だが、デジタルメディアの波に乗ってその評価は世界規模へと広がった。YouTubeでは、寸分の狂いもなくアクセルとクラッチを操作してリズムを刻む「音職人」のコール動画が数百万回再生を記録。海外のバイクフリークからは「エンジンの楽器演奏だ」「信じられない指先のコントロール技術」と驚嘆の声が寄せられている。
さらに近年、Netflixをはじめとするグローバル動画配信サービスにおいて、日本のストリートカルチャーや旧車バイクに焦点を当てたドキュメンタリー番組が配信されたことで人気が加速した。欧米や東南アジアのカスタムビルダーたちが日本のスタイルを模倣し、旧車パーツを個人輸入するケースも急増している。ガラパゴス的進化を遂げた日本の旧車文化は、いまや世界が注目するクリエイティブな表現形態として認知されつつある。