フレミングの左手の法則と覚え方|力・磁界・電流の向きと右手との違い

フレミングの左手の法則と覚え方|力・磁界・電流の向きと右手との違い

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使用する手が「左手」だと決まった後に立ちはだかる第2の関門が、親指・人差し指・中指の3本がそれぞれどの物理量を表しているかという割り当ての照合です。左手の親指、人差し指、中指を互いに直角(90度)に開いた状態を作ったとき、各指が示す物理量は以下の通り厳密に定義されています。

  • 親指:力(電磁力)の向き[$F$](単位:N)
  • 人差し指:磁界(磁場)の向き[$B$ または $H$](単位:T または A/m)
  • 中指:電流の向き[$I$](単位:A)

これを暗記するためのアプローチとして、教育現場では主に2つの手法が用いられています。自身の思考特性に合わせて最適な方を採用してください。

第1の手法は、日本の中学理科で伝統的に教えられている「電・磁・力(でん・じ・りょく)」です。手首側あるいは内側から順に、「中指=電流」「人差し指=磁界」「親指=力」とリズミカルに指差しながら覚える手法です。中指から順番に指を開いていく動作と連動させることで、身体感覚として定着しやすいメリットがあります。

第2の手法は、欧米の理工学部やグローバルな教育スタンダードとなっている「FBI(エフ・ビー・アイ)」方式です。アメリカ連邦捜査局の略称と同じ響きを持つこの手法は、物理記号と指の並びが完全に一致しているため、理系進学を目指す高校生や工学系の資格受験者から絶大な支持を集めています。

  • F(Force=力):親指
  • B(Magnetic Field=磁束密度):人差し指
  • I(Current=電流):中指

拳を握った状態から親指を立てて「F」、人差し指を前に出して「B」、中指を直角に横へ突き出して「I」と唱えるだけで、記号の順番と指の位置関係が強固に結びつきます。高校物理では磁束密度を $B$、電流を $I$、力を $F$ と表記するため、「FBI方式」を身につけておくと数式処理との親和性が格段に高まります。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。