当代屈指のスターとして、東山紀之のプライベートは常に週刊誌やワイドショーの注目の的でした。歴代の熱愛報道には、当時トップアイドルや人気女優として活躍していた南野陽子、牧瀬里穂、内山理名らの名が挙がりましたが、いずれの関係においても相手への礼節を欠く振る舞いは見られず、スキャンダルによって著しくイメージを落とすことはありませんでした。
世間の関心を最も集めたのが、国民的大女優・森光子さんとの関係の真相です。舞台『放浪記』をはじめ日本の演劇界を牽引した森さんと東山の交流は、単なる芸能界の先輩・後輩を超えたものでした。森さんは東山のストイックな姿勢と舞台への情熱を心から愛し、東山もまた森さんを生涯の師・精神的支柱として仰ぎ続けました。一部週刊誌では遺産相続や養子縁組の噂などが面白おかしく書き立てられましたが、実態は親子以上の深い信頼で結ばれた「演劇の同志」「精神的なソウルメイト」であったことが、関係者の一致した証言から明らかになっています。
そして2010年10月、東山は女優の木村佳乃と結婚を発表します。ふたりの馴れ初めは、2008年の舞台『さらば、わが愛 覇王別姫』での共演でした。稽古場で互いの演技に対する真摯なアプローチに惹かれ合い、真剣交際へと発展。結婚会見やその後のインタビューでも、木村の明るく前向きな人柄が、ストイックになりがちな東山のプライベートを温かく包み込んだことが語られています。現在では2女の父親として良好な夫婦関係を築いており、家庭を大切にする姿勢もまた彼の誠実なパブリックイメージを支えています。