水筒の利用において、インターネット上でしばしば議論されるのが「スポーツドリンクや酸性飲料を入れても安全か」という疑問です。
かつては「酸性度の高い飲料を入れると金属が溶け出して銅や鉄の中毒を起こす」という説が広く流布しました。しかし、現行の国内主要メーカー製ステンレスボトルは高品質なSUS304(18-8ステンレス)を採用しており、フッ素コートや高耐食コーティングが施されているため、通常の使用範囲において健康被害を及ぼすレベルの金属溶出が起こることはまずありません。
ただし、注意すべき盲点は「傷がついた状態での塩分放置」です。スポーツドリンクには塩分(塩化ナトリウム)が含まれているため、内部に硬いたわし等で傷がついていると、そこを起点としてサビ(孔食)が発生するリスクがあります。塩分を含む飲料やスープを入れた後は、放置せずに速やかに水洗いすることが鉄則です。
また、ドライアイスや炭酸飲料(炭酸対応専用ボトルを除く)、牛乳や乳飲料、果汁などは、ガス圧の上昇によるフタの破損や中身の噴出、成分の腐敗・変質を引き起こすため投入不可と定められています。