大学卒業後、高市早苗が足を踏み入れたのは松下政経塾だった。創業者・松下幸之助の「日本を良くしたい」という理念に共鳴し、社会機構や政策形成の基礎を叩き込まれることとなる。ここでの学びが、彼女の政策通としての骨格を決定づけた。
さらに見逃せないのが、その後の渡米経験だ。アメリカ合衆国へ渡った彼女は、ワシントンD.C.の連邦下院議員のオフィスでコングレッショナル・フェロー(立法調査研究員)として勤務。本場の政治機能や激しいロビー活動の現場を身をもって体験した。若き日のこの濃密な下積み期間こそが、彼女に国際的な視点と強靭な政策立案能力を植え付けたといえる。