文京学院大ふじみ野閉鎖の深層!本郷統合の理由と跡地利用の全貌

文京学院大ふじみ野閉鎖の深層!本郷統合の理由と跡地利用の全貌

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キャンパス再編の経緯を紐解くと、大学側が直面していた2つの切実な構造的課題が浮かび上がってきます。最大の要因は、18歳人口の急減に伴う「受験生の都心志向」と、複数学部にまたがる「多職種連携教育(IPE)の集約化」です。

第1の理由は、立地競争力の向上です。ふじみ野キャンパスは東武東上線「ふじみ野駅」または「上福岡駅」から路線バスを利用する必要があり、都心部や他県からの通学には一定の心理的ハードルがありました。近年、首都圏の受験生は通学利便性やアルバイト、就職活動の機動力を重視し、郊外キャンパスを敬遠する傾向が顕著です。本郷キャンパスは東京メトロ南北線「東大前駅」に直結し、都営三田線「白山駅」からも徒歩圏内という圧倒的な交通利便性を誇ります。激化する私大サバイバルにおいて、立地の優位性を確保することは学生募集上の至上命題でした。

第2の理由は、教育面でのシナジー創出です。今回、ふじみ野から動くのは人間学部の移転および保健医療技術学部の機能集約です。現代の医療・福祉現場では、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、臨床検査技師、そして公認心理師や保育士などがチームを組む連携医療が不可欠となっています。これまで物理的に分断されていた外国語学部や経営学部、そして保健医療・福祉系の教育拠点が本郷の一か所に集まることで、全学的な学際交流と実践的なチーム医療教育を飛躍的に進化させる狙いがあります。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。