ゲームの基本構造はシンプルそのものだ。まず全員で内側を向いて円陣を作る。右手を前に伸ばし、向かい側にいる誰かと手を繋ぐ。隣の人と繋ぐのは不可だ。続いて左手を伸ばし、右手とは別の誰かと手を繋ぐ。これで準備完了。あちこちで腕が交差した、見事な「人間知恵の輪」の完成である。
ゴールは一つ。繋いだ手を一度も離すことなく、腕の絡まりを解いて全員がひとつのきれいな円に戻ることだ。後ろを向く人がいても構わないし、最終的に二つのリングが繋がった鎖状になっても成功とみなす場合がある。
絶対に解けるグループと、泥沼にはまるグループの差はどこにあるのか。勝敗を分ける必勝テクニックは、一人の「司令塔」を置くこと、そして「一度に動かす場所は一箇所だけ」に絞るルール徹底だ。
全員が一気に動き出すと、腕がねじれて痛みが走り、パニックに陥る。「いまはAさんがBさんの腕をくぐるターン」と順番を決めて動くこと。手首をガッチリ握りしめず、指先をすべらせるようにピボット(軸移動)できる柔軟な握り方に切り替えるだけで、クリア速度は劇的に上がる。