Q1:ステージ4で「余命半年」と言われました。ここから寛解することは可能ですか?
A1:十分に可能です。悪性リンパ腫のステージ4は、他臓器への播種を意味しますが、固形がんと異なり化学療法が全身の病変に等しく届きます。初回治療が劇的に奏効して完全寛解に達し、再発なく天寿を全うするケースは日常的な臨床現場で確認されています。余命の数字を確定事項と捉えず、まずは標準治療への反応性を確認することが肝要です。
Q2:75歳以上の高齢者でも抗がん剤治療に耐えられますか?
A2:年齢だけで治療を断念する必要はありません。近年の悪性リンパ腫治療では、心機能や腎機能、ADL(日常生活動作)に応じた「減量プロトコル(R-mini-CHOP療法など)」や、副作用の少ない分子標的薬・抗体薬物複合体が普及しています。身体状況(全身状態スコア:PS)を慎重に見極めながら、安全に治療を完遂できる体制が整っています。
Q3:主治医との相性に不安がある場合、転院を視野に入れるべきですか?
A3:いきなり転院するのではなく、まずは正式な「セカンドオピニオン」の申請を主治医に申し出てください。悪性リンパ腫は血液内科専門医のいる拠点病院での治療が推奨されます。正当な理由による意見聴取を拒む医師は現代の医療体制にはほぼ存在しません。診断標本(病理プレパラート)を持参して専門施設で確認してもらうことで、診断精度の担保と納得感のある治療選択が叶います。