キーエンスといえば、上場企業の中でもトップクラスの高年収で知られています。現在では平均年収が2000万円を超える水準に達していますが、宮崎が在籍していた当時も若手社員としては破格の給与体系が敷かれていました。
入社1〜2年目の若手営業職であっても、業績賞与を含めれば推定年収600万円〜800万円前後に達していたと考えられます。同年代の一般的な会社員と比較しても、圧倒的な高待遇を得ていたことは間違いありません。
それほどの好環境を手放した退職理由については、キーエンス特有の極めて厳しい営業ノルマと徹底した時間管理に適応しきれなかった点が挙げられます。秒単位で行動を管理される独自の企業文化や激しい社内競争の中で摩擦が生じ、早期離職を決意したと報じられています。また、後述する実家の家業や独立への野心も早期退職の要因となりました。