Q1:ファーストピアスを開けて1ヶ月ほどですが、すでにチーズのような臭いがします。外してフロスで掃除すべきですか?
A1:絶対に外してはいけません。ファーストピアス装着期間(開けてから約1〜3ヶ月)は、皮膚の内壁がまだ生傷の状態で未完成です。この時期にピアスを外すと再装着できなくなったり、傷口を破壊して激しい出血や感染を招きます。また、摩擦の強いピアフロスの使用も時期尚早で厳禁です。この時期の臭いは、傷を治すための浸出液と皮脂が混ざった初期段階のものですので、ピアスを装着したまま、毎日の入浴時にぬるま湯のシャワーを優しく当てて余分な分泌物を洗い流すケアにとどめてください。
Q2:市販のピアフロスは毎日使った方が早く臭いが取れますか?
A2:毎日の使用はおすすめできません。いくら柔らかい和紙フロスであっても、細いホール内を通過する際には物理的な摩擦力(マイクロトラウマ)が生じます。毎日通すと内壁の角質が必要以上に削り取られ、かえって炎症や浸出液の過剰分泌を引き起こすリスクがあります。ピアフロスによるスペシャルケアは「週に1回、多くても2回程度」に抑え、普段はシャワーによる泡洗浄を主軸にするのが肌トラブルを防ぐ黄金律です。
Q3:何年もピアスを着用しておらず、穴が塞がったはずなのに押すと白いカスと臭いが出ます。なぜですか?
A3:外見上は穴の出口が塞がって見えていても、皮膚の内部でトンネルの上皮構造が完全に消滅しておらず、微細な袋状・窪み状のスペースが残存しているためです。その袋の中に日常の皮脂や剥がれ落ちた古い角質が蓄積し、皮膚常在菌が分解を続けることで悪臭を放ちます。軽度であれば入浴時によくもみ洗いして清潔を保つことで対処可能ですが、袋が大きくなって粉瘤化している場合や異臭が続く場合は、形成外科で窪みそのものを切除して縫合する「ピアス穴閉鎖手術」を受けることで根本的な解決が可能です。