名古屋駅構内は中央コンコースを境に、西側の「太閤通口(新幹線口)」と東側の「桜通口」で街の表情が全く異なります。この東西の構造的な違いを把握しないまま宿を予約することが、滞在中のストレスを生む最大の原因となっています。
新幹線の改札から徒歩1分圏内に広がる太閤通口は、地下街「エスカ」直結で、手羽先や味噌カツ、ひつまぶしなどの名古屋めしを味わえる飲食店が密集しています。駅前にはビックカメラをはじめとする商業施設が並び、周辺には徒歩3〜5分圏内にビジネスホテルが林立しています。新幹線を降りてからチェックインまでの動線に無駄がなく、荷物を預けて即座に行動できる利便性は圧倒的です。一方で、居酒屋やカラオケ店が連なる歓楽街に近い側面もあり、夜間の駅前広場はやや雑多な熱気に包まれます。
対する桜通口は、JRセントラルタワーズやミッドランドスクエア、大名古屋ビルヂングといった摩天楼がそびえ立つ中京経済の拠点です。地下鉄東山線・桜通線の改札に直結しており、栄エリアや大須、バンテリンドーム ナゴヤ方面への移動に最適です。街路樹が整備された大通り沿いは治安の落ち着きも際立っています。ただし、新幹線のホームからは中央コンコースを横断する必要があり、混雑時には桜通口側の出口に到達するだけで5〜7分を要する点に注意が必要です。