運河沿いに位置する旧浪華倉庫を活用した西洋美術館のニトリコレクションは、アール・ヌーヴォーとアール・デコの黄金期を一度に体感できる贅沢な空間です。フランスのガラス工芸の巨匠エミール・ガレをはじめ、ドーム兄弟、ルネ・ラリックらの花器やランプ、豪奢なマイセン磁器、19世紀末の優雅な家具が一堂に会します。当時のヨーロッパ貴族のサロンに迷い込んだかのような空間演出は、インテリアのプロフェッショナルであるニトリならではの美意識が光ります。
そして、昭和初期の銀行建築として国の重要文化財に指定されている「旧三井銀行小樽支店」も見逃せません。大理石の重厚なカウンターや巨大な金庫室、優美な吹き抜けの天井など、往時の金融都市小樽の繁栄を物語る建築美が保存されています。現在ここで圧倒的人気を博しているのが、吹き抜けの天井全面に映し出される旧三井銀行小樽支店のプロジェクションマッピングです。北海道の豊かな四季や小樽の歴史をダイナミックな光と音で紡ぎ出すデジタルアートは、クラシックな大空間と最新テクノロジーが見事に融合した体験として来館者を魅了しています。