ウガンブトゥチは、手順の前後関係を正しく把握しておくことが重要です。拝みを行う前に勝手に香炉を動かしたり、大掃除を始めたりしてはいけません。
基本となる進行順序は次の4ステップです。
- 供物のセッティング:台所のヒヌカン周りを軽く整え、ウブク、花米、洗い米、お酒、シルカビ等を美しく並べる。
- ヒラウコーへの点火と祈願(グイス奏上):タヒラ半のヒラウコーに火をつけ、家族の住所・氏名・干支を告げて1年間の感謝を述べる。
- 火の神の昇天祈願:「悪い言消ち、良い言伝え(悪いことは帳消しにし、良いことだけを天にお伝えください)」と念じ、無事の昇天を見送る。
- 昇天後の大掃除:神様が不在となったタイミングで、香炉の灰の掃除や台所全体の本格的な清掃を行う。
祈願の際に唱える言葉(グイス)は、方言を完璧に暗唱できなくても、要点を真摯な気持ちで伝えることが尊重されます。現代語を交えた標準的なグイスの文例は以下の通りです。
「ウートートゥ ヒヌカンガナシー。本日旧暦12月24日、ウガンブトゥチの日を迎えました。〇〇市〇〇町(自宅住所)、家主〇〇(氏名・干支)、家族一同、この1年間大過なく健康に過ごせましたことを心より感謝申し上げます。至らぬ点や粗相がありましたら平にご容赦いただき、天帝様へは『良い言伝え、悪い言消ち』にてお取り計らいくださいますようお願い申し上げます。どうぞ道中お気をつけてお昇りください。」