6畳という限られた広さで快適な使い勝手を確保するためには、狭いキッチンの動線計画における基本原則を押さえることが不可欠です。その中核を担うのが、シンク、コンロ、そして冷蔵庫の3点を結ぶ「ワークトライアングル」の設計です。
この3辺の合計距離が3.6m〜6.0m以内に収まると、無駄な移動が減り、作業効率が飛躍的にアップします。特に失敗しやすい要素が冷蔵庫置き場の選定です。冷蔵庫をキッチンの最奥に配置してしまうと、調理中に家族が飲み物を取りに来た際、狭い通路で動線が完全に衝突します。入り口付近に冷蔵庫を配置すれば、調理担当者以外のアクセスがスムーズになり、室内全体のストレスを低減できます。
また、通路幅の確保も重要な要素です。1人で作業する場合は幅80〜90cm、2人で並んで立つ機会がある場合は幅100〜120cmを死守するレイアウトを意識すると、空間の圧迫感が一気に解消されます。