日本のテレビ史を振り返れば、かつてタモリが築き上げた『笑っていいとも!』の終了がひとつの時代の節目であったように、今まさにバラエティ番組は大きな過渡期を迎えている。長年にわたりお茶の間の顔として君臨してきた大御所たちのスタイルから、有吉弘行のように毒と親しみやすさを絶妙に交錯させる司会者たちの時代へ。そして今、その変化のスピードはさらに加速している。
視聴者が求めるリアリティとスピード感は、かつての黄金パターンを容赦なく過去のものへと変えていく。独自のテンポ感を持つ新世代のクリエイターが台頭する一方で、旧来の構成に固執する番組枠は容赦なく淘汰される運命にある。