引退後の野口みずきが最も脚光を浴びているのが、NHKや民放各局でのマラソン・駅伝レース解説です。陸上関係者や視聴者からの評判は極めて高く、彼女の解説には独自の強みがあります。
従来のマラソン解説にありがちだった「厳しい技術論偏重」や「精神論」とは一線を画し、野口みずきの語り口は常に選手目線に立った温かさと共感に満ちています。
「30km以降の足の重さは想像を絶する」「向かい風の中で前を追う時の息苦しさ」といった極限状態の心理描写を、自らの金メダル体験に基づいて生々しく、かつ分かりやすい言葉で視聴者に伝えます。レース終盤で失速した選手に対しても決して否定的な言葉を使わず、「ここから耐えた経験が必ず次の糧になる」と温かいエールを送る姿勢が、SNSやファンコミュニティで「聞いていて心地よい」「ランナーへの愛を感じる」と絶賛されています。