粘度の高いペースト状調味料や粉末状のスパイスは、液体とは異なる処理アプローチが求められます。特にマヨネーズやケチャップの捨て方では、乳化された油分や糖分が配管にへばりつきやすいため、直接洗い流すことは厳禁です。
残量がわずかな場合は、容器の口を下にしてトントンと叩き、不要なチラシや古紙の上に中身をすべて絞り出します。中身を絞り切ったチューブは、ハサミで中央から真っ二つに切り開き、内側に残った油膜をヘラやキッチンペーパーでサッと拭き取ってからプラスチック資源(または可燃ゴミ)へと分別します。この「ひと拭き」を行うだけで、リサイクル工程における洗浄コストと環境負荷を大幅に削減できます。
一方、湿気で固まった小麦粉や片栗粉、賞味期限を過ぎたカレー粉・コショウなどの粉末調味料の処分方法では、「粉塵の飛散防止」が重要になります。乾燥したスパイス類を勢いよくゴミ袋に投入すると、微粒子が空気中に舞い上がり、目や呼吸器を刺激する事故につながりかねません。
粉末調味料は、少量の水を吸わせた新聞紙に包むか、小さめのポリ袋に入れて静かに空気を抜きながら口を縛るのが鉄則です。湿り気を持たせることで粉の飛散を防ぎ、ゴミ集積場でのカラス被害や回収作業時の破裂トラブルを未然に防ぐことができます。