教団が爆発的な拡大期を迎えた背景には、第二代教主・御木徳近の類稀なカリスマ性と直感が存在した。徳近は教義の体系化を進めると同時に、スポーツ、教育、メディア発信といった世俗的アプローチを積極的に展開。宗教法人としての基盤を強固なものにし、全国に広大な信者ネットワークを網の目のように張り巡らせた。
その後、組織の維持と継承を担ったのが第三代教主の御木貴日止である。高度経済成長の追い風が止み、世間の価値観が多様化する時代にあって、貴日止は拡大路線からの方向転換を余儀なくされた。開祖・御木徳一の理念を守りつつも、急激な社会の脱宗教化にどう対峙するか。三代にわたるリーダーシップの変遷は、教団の栄枯盛衰をそのまま物語っている。