韓国ウォンを日本円から調達する、あるいは決済する際に多くの人が見落としがちなのが「両替手数料(スプレッド)」の存在です。同じ「1億ウォン」や「100万ウォン」であっても、どこでどのような手段を用いて決済・換算するかによって、手元に残る金額に数パーセント以上の格差が生じます。
特に注意すべきなのは、日本の国際空港や国内都市銀行の窓口で現金両替を行うケースです。韓国ウォンなどのアジア通貨は日本国内での取扱コストが高く設定されており、為替レートに8〜12%程度の手数料が上乗せされていることが一般的です。10万円を両替しただけで、約1万円近くが手数料として目減りしてしまう計算になります。
現地での損失を最小限に抑えるためには、決済手段ごとの実質レートを把握しておく必要があります。
【両替・決済手段の有利さランキング】
1. WOWPASS / プリペイドカード決済:旅行者向けに最適化されており、為替手数料が極めて低水準。
2. クレジットカード決済(海外事務手数料込み):約2.0〜2.5%の手数料で、明朗な公示レートが適用される。
3. ソウル市内(明洞など)の民間両替所:現金両替の中では最も有利なレートを提供している。
4. 韓国現地の空港ATMでのキャッシング:繰り上げ返済を併用すれば手数料を大幅に圧縮可能。
5. 日本の空港・銀行窓口:手数料が最も割高なため、緊急時以外の利用は推奨されない。
また、店舗でのクレジットカード決済時に画面上で「KRW(ウォン決済)」か「JPY(日本円決済)」の選択を迫られた場合は、必ず「KRW(ウォン決済)」を選択するのが鉄則です。日本円決済を選ぶと、店舗側が設定した不利な独自レート(DCC手数料:約4〜8%)が適用され、無駄な支払いを強いられるリスクがあります。