世界的な地政学や経済史を語る際、基準点とされる西欧諸国と国土を並べたとき、日本の実体はより鮮明になります。日本とドイツの面積比較を行うと、欧州最強の経済規模を誇るドイツ連邦共和国の面積は約35万7,580平方キロメートルであり、日本の方が約2万平方キロメートル、四国ひとつ分以上広い計算になります。
さらに日本 イギリス 面積 比較に目を向けると、差はより劇的です。グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(イギリス)の全面積は約24万3,610平方キロメートルにとどまり、日本はその約1.55倍もの広がりを持っています。イタリア(約30万1,340km²)やニュージーランド(約26万8,021km²)と比較しても、日本ははるかに広大です。
小学校や中学校の教室に貼られていた「メルカトル図法」の世界地図は、緯度が高くなるほど面積が極端に拡大して描写される幾何学的特性を持っています。赤道直下から温帯低緯度寄り(北緯20度〜45度)に位置する日本列島は地図上で細長く圧縮されて見え、北緯50度前後に位置するヨーロッパ諸国や北緯60度超のスカンジナビア半島が実際よりも巨大に投影されてきた経緯があります。等面積図法であるモルワイデ図法や地球儀上で確認すると、日本列島はヨーロッパの中央部にすっぽりと収まらないどころか、スカンジナビア半島中部から地中海に至る長大な弧を描くことがわかります。