日本に暮らす以上、避けて通れないのが災害への備えだ。カラビナは、非常時において極めて打たれ強いマルチツールへと変貌する。
避難所生活や野外避難を余儀なくされた際、バックパックに予備のカラビナが数個あるだけで生存難易度が下がる。ロープと組み合わせて即席の物干し竿を作ったり、複数の荷物を一つにまとめて運んだり、簡易的なランタンハンガーとしてテント内に吊るしたり。さらには、負傷者を搬送するための担架代わりのロープワークにも応用できる。防災バッグの片隅に、頑丈なカラビナを数個忍ばせておくことは、現代の防災新常識と言っていい。