物語の舞台は、良家の子女ばかりが集まる私立一ノ宮高校。特待生として入学した主人公・山田太郎(二宮和也)は、誰もが見惚れる端正なルックスと抜群の学力、穏やかな品格から、校内では「どこかの大富豪の御曹司」と勝手に信じ込まれていました。
しかし、その実態は超がつくほどのド貧乏。長屋のような木造家屋に暮らし、天真爛漫浪費家の母・綾子(菊池桃子)と、6人の幼い弟妹たちを養うため、早朝から深夜までアルバイトと家事に奔走する日々を送っています。一円単位の節約術を駆使し、特売のタイムセールには命がけで挑む太郎のエネルギー源は、他でもない「大好きな家族の笑顔」でした。
そんな太郎の正体をいち早く見抜き、そのギャップと人間性に興味を抱くのが、本物の巨大財閥の御曹司であるクールな親友・御村託也(櫻井翔)です。御村は太郎の貧乏生活を面白がりつつも、何かと山田家を助ける頼もしい相棒となっていきます。さらに「玉の輿に乗ること」を人生目標に掲げるヒロイン・池上隆子(多部未華子)が、太郎を大金持ちと勘違いして猛アタックを仕掛けることで、抱腹絶倒の三角関係めいたスクールライフが加速していきます。
貧困というシビアなテーマを扱いながらも、作品全体を貫くのは徹底したポジティブさと温かな家族愛。ドラマを彩る主題歌「Happiness」の軽快なメロディも相まって、金曜の夜に日本中のお茶の間へ極上の幸福感を届けました。