コードブルー黒田先生の腕切断の真相|その後の去就と映画・現在の姿

コードブルー黒田先生の腕切断の真相|その後の去就と映画・現在の姿

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『コード・ブルー』全シリーズを通して、医療関係者やドラマファンが「最も息を呑んだ」と口を揃えるのが、第1シーズン第10話から最終話にかけて描かれた千葉東部ボイラー爆発事故です。翔陽大学附属北部病院救命救急センターの指導医として、藍沢耕作(山下智久)、白石恵(新垣結衣)、緋山美帆子(戸田恵梨香)、藤川一男(浅利陽介)ら若手医師たちに厳しく接してきた黒田脩二(柳葉敏郎)の運命は、この現場で暗転しました。

崩壊が進む薄暗い現場で、取り残された要救助者の処置に当たっていた白石。その頭上に、不安定に引っかかっていた巨大な鉄骨と瓦礫が崩落します。危険を察知した黒田は、咄嗟に白石を力強く突き飛ばして救い出しました。しかし、身代わりとなった黒田自身は崩落した鉄骨の下敷きとなり、重篤なショック状態に陥ってしまいます。

駆けつけた藍沢が目にしたのは、鉄骨に挟まれ高度に挫滅した黒田の左腕でした。崩落現場ではボイラーの二次爆発の危険が刻一刻と迫り、レスキュー隊による鉄骨の切断・撤去には数十分以上の時間を要する危機的状況。さらに、長時間圧迫された筋肉組織から毒素が血流へ流れ込む「クラッシュ症候群(圧挫症候群)」による急激な心停止のリスクが目前に迫っていました。

「切れ……切れ藍沢! 早く切らないと間に合わなくなるぞ!」

血を吐きながら叫んだ黒田の言葉は、天才外科医としての自らの未来を捨て、目の前の「命」を選択する究極の指示でした。外科医にとって自らの手は、人生そのものと言っても過言ではありません。その腕を切り落とす決断を、自らが指導してきた最も才能ある愛弟子の藍沢に下させたのです。震える手でメスとハサミを握り、師の左腕を現場で切断した藍沢の慟哭は、日本のテレビドラマ史に残る壮絶な名場面となりました。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。