日本三大怨霊の謎に迫る!菅原道真・平将門・崇徳天皇の祟りと神格化

日本三大怨霊の謎に迫る!菅原道真・平将門・崇徳天皇の祟りと神格化

日本三大怨霊の謎に迫る!菅原道真・平将門・崇徳天皇の祟りと神格化の見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。

現代では受験生がこぞって祈願に訪れる「学問の神様」こと菅原道真ですが、その神格化の裏には平安京を恐怖のどん底に叩き落とした壮絶な祟りの記憶があります。

類まれな学才で右大臣にまで異例の出世を遂げた道真は、名門貴族である藤原氏の謀略(昌泰の変)により、身に覚えのない謀反の疑いをかけられて大宰府へ左遷されました。衣食もままならぬ過酷な境遇の中、903年に無念の死を遂げます。

事件が起きたのはその直後でした。道真を陥れた中心人物である藤原菅根や藤原時平が若くして病死。さらに皇族の急逝が相次ぎ、930年には朝廷の政務中枢である清涼殿に巨大な雷が直撃する清涼殿落雷事件が発生します。居合わせた貴族が即死・重傷を負い、その惨劇を目の当たりにした醍醐天皇もショックで体調を崩し、数カ月後に崩御しました。

雷神と化した道真の霊を鎮めるため、朝廷は左遷を撤回して正一位太政大臣の最高位を追贈。京都に北野天満宮、終焉の地に太宰府天満宮を建立しました。「天変地異をもたらす恐ろしい雷神」は、手厚い祭祀を通じて「天神様」へと昇華され、やがて道真自身の生前の卓越した才能から「学問・文化の守護神」として日本全国で親しまれる存在へと変貌を遂げたのです。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。