都内のIT企業でヘルプデスクを統括する40代のシステム管理者への独自取材では、サポート終了期を跨いだ現場の生々しい混乱が語られた。「『インターネットにつながってOfficeが動くのに、なぜ数十万円もかけてPCを買い替えなければならないのか』という役員や営業現場からの反発が凄まじかった」と証言する。
ネット上のコミュニティや知恵袋、SNSを定点観測すると、「サポート終了の警告通知が出たが、消し方がわからない」「ウイルス対策ソフトを更新しているからOSはそのままで問題ないはず」といった投稿が散見される。実際にあったインシデント事例として、サポート終了後に放置されていた拠点のWindows 10端末が踏み台にされ、VPN経由で本社サーバーへ不正侵入を許すという重大事故も報告されている。
現場のリアルな証言が浮き彫りにするのは、技術的な知識不足よりも「まだ壊れていない」という心理的抵抗感が最大のセキュリティリスクを生み出しているという構図である。