三浦涼介のキャリアを振り返る上で欠かせないのが、2010年から2011年にかけて放送された特撮ドラマ『仮面ライダーオーズ/OOO』でのアンク(および泉信吾)役です。主人公・火野映司(演:渡部秀)の相棒でありながら、自らの欲望のために行動する鳥怪人という複雑な役どころを、金髪の立ち上げヘアと赤い羽根をモチーフにした鮮烈なスタイルで見事に演じ切りました。
この作品で獲得したカルト的な人気は一過性のものではなく、放送から10年以上の歳月を経て2022年に公開されたVシネクスト『仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル』でも、変わらぬビジュアルと深化した演技でファンの涙を誘いました。
さらに、実写映画『るろうに剣心 京都大火編』(2014年)では、志々雄真実配下の「十本刀」の一人である沢下条張(刀狩りの張)役に抜擢。金髪に独特の関西弁、薄気味悪い笑みを浮かべながら繰り出す変幻自在の剣技は、原作ファンからも「完璧な実写化」と高い支持を集めました。こうした映像作品での成功が、現在の変幻自在な役作りの原点となっています。