ネット上の医療相談窓口やコミュニティサイト(Yahoo!知恵袋やSNSなど)を検証すると、健診で混合性換気障害を指摘された人の多くが次のような戸惑いの声を寄せています。
「普段まったく息苦しさを感じていないのに、精密検査の『D判定』が届いてパニックになった」「階段を上がるときに少し息が切れる程度で、ただの運動不足や加齢だと思っていた」という証言が目立ちます。
実はここに、呼吸器疾患特有の「代償作用という落とし穴」が存在します。人間の肺には予備能力が備わっており、呼吸機能が30〜40%程度失われるまで、日常生活では無意識のうちに呼吸数を増やしたり運動量を減らしたりして身体が適応してしまいます。
そのため、「自覚症状としての息切れがない=病気ではない」とは言えません。本人が「年のせい」と自己判断して放置している間に、水面下で肺胞の破壊と線維化が静かに進行し、風邪やインフルエンザの罹患をきっかけに急激な呼吸困難へ陥るケースが後を絶ちません。