亜急性甲状腺炎を発症した人のブログ闘病記を紐解くと、共通して語られるのが「風邪の引き始めのような違和感から、一気に激痛へと悪化した」というプロセスです。ウイルスの先行感染(上気道炎など)から数週間後に発症することが多く、最初は軽い喉のイガイガや微熱からスタートします。
しかし、一般的な咽頭炎と決定的に異なるのが亜急性甲状腺炎特有の首の痛みです。喉の奥ではなく、喉仏のすぐ下あたりにある甲状腺に強い圧痛としこり(腫れ)が生じます。「服の襟が触れるだけで痛い」「唾や食べ物を飲み込む瞬間に激痛が走る」「首の痛みが耳の下や顎、後頭部にまで放散する」といった激しい痛みが特徴です。さらに、痛む場所が右側から左側へ、あるいは左から右へと数日〜数週間かけて移動する(クリーピング現象)ことも、この病気ならではのサインとなります。