取材班が実施した難波主要店での現地観察およびSNS上の口コミ検証から、ネット上の写真だけでは分からないリアルな実態が浮かび上がってきました。
特に顕著なのが「訪日外国人旅行客の動向による待ち時間の二極化」です。SNSで海外向けにバズった一部の牛カツ店やラーメン店、焼き肉店では、開店1時間前の10時台から40〜50人の長蛇の列が形成され、入店までに90分〜120分を要するケースが常態化しています。
一方、地元大阪のビジネスパーソンや常連客は、こうしたインバウンド集中店を巧みに避け、千日前道具屋筋の脇道や座裏の2階・地下に位置する名店へとシフトしています。利用者へのヒアリングでは、「表通りの行列を横目に、一本路地を入れば1,000円前後で職人仕込みの絶品定食がスムーズに食べられる」といった生の声が多く聞かれました。真の満足度を得るためには、ネームバリューだけに惑わされない現地感覚が重要です。