桂花陳酒とは?楊貴妃が愛した金木犀の酒の味や飲み方を徹底解明

桂花陳酒とは?楊貴妃が愛した金木犀の酒の味や飲み方を徹底解明

桂花陳酒とは?楊貴妃が愛した金木犀の酒の味や飲み方を徹底解明の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でまとめました。

インターネット上の掲示板や一部のブログ記事では、「桂花陳酒はアルコール度数50度を超える中国の蒸留酒『白酒(パイチュウ)』から造られている危険なお酒」という誤った噂が散見されます。

この誤解が生じた背景には、中国本土の一部の地域で家庭用に白酒へキンモクセイを漬け込む民間酒(桂花白酒など)が存在することが関係しています。しかし、日本国内の正規ルートで流通している「桂花陳酒」の主流銘柄(宝酒造輸入の『麗白』や中国北京産の伝統ボトル)は、すべて白ワインをベースにしたアルコール度数15度前後の醸造混成酒です。決して刺激の強烈な高濃度スピリッツではないため、安心して楽しむことができます。

また、桂花陳酒は薬膳や中医学の観点からも興味深い歴史を有しています。主原料となる「桂花(キンモクセイの花)」は、伝統医学において「温中散寒(胃腸を温めて冷えを散らす)」「理気(気の巡りを整えて緊張やストレスを和らげる)」といった生薬の働きがあるとされてきました。現代でも、華やかな芳香成分(リナロールやβ-イオノンなど)がもたらす高いアロマテラピー効果が、一日の終わりの緊張を解きほぐすナイトキャップとして高く評価されています。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。