うつ病で顔つきが変わる理由|目つき・無表情のサインと回復への道筋

うつ病で顔つきが変わる理由|目つき・無表情のサインと回復への道筋

話題沸騰中の うつ病で顔つきが変わる理由|目つき・無表情のサインと回復への道筋について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。

ネット上の情報や一般的な誤解として、「笑顔を作っていれば脳が騙されてうつ病が治る」「顔つきの変化は単なる加齢や栄養不足」といった俗説が散見されます。しかし、これらは医学的な観点から明確に否定されるべき危険な認識です。

第一に、うつ病の極期にある人に対して「無理に笑顔を作らせる」行為は、過剰な負荷となり病状を悪化させるリスクを伴います。軽度のストレスであれば表情フィードバック効果(笑顔を作ることで気分が明るくなる現象)が働くこともありますが、神経伝達物質が枯渇している臨床的うつ病においては、脳にさらなるエネルギー消費を強いる結果にしかなりません。

第二に、精神科の診断基準(DSM-5-TR)において、うつ病の診断は「抑うつ気分」または「興味・喜びの喪失」を含む5つ以上の症状が2週間以上ほぼ毎日継続していることが条件となります。一般的な過労による「お疲れ顔」であれば、週末の十分な睡眠や休養で月曜日には一定の回復を見せます。しかし、うつ病による顔つきの変化は、十分な睡眠をとってもリフレッシュされず、むしろ朝方に最も暗く硬い表情になる(日内変動)という決定的な違いがあります。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。