完成したマシンの見た目には大満足しても、実際に乗り始めてから「思っていた乗り味と違う」と後悔するケースは少なくありません。ボバー化によって生じるメリットとデメリットを冷静に比較検討することが重要です。
【ボバーカスタムの主なメリット】
- 圧倒的な存在感:信号待ちやツーリング先で視線を集める唯一無二のスタイリング。
- 抜群の足つき性:ローダウンと薄型シートにより、小柄なライダーでも両足が地面にベタ付きする安心感。
- 取り回しの軽快さ:純正の巨大フェンダーや余分なパーツを外すことで数キロ〜十数キロの軽量化となり、押し引きが劇的に軽くなる。
【知っておくべきデメリットと対策】
最大のウィークポイントは「乗り心地の硬さ」です。ショートサスペンションでストローク量が減少し、さらにクッションの薄いソロシートを組み合わせると、路面の継ぎ目や段差の衝撃がダイレクトに腰へ伝わります。日帰り100km程度のツーリングなら問題ありませんが、長距離の高速巡航では疲労が蓄積しやすくなります。対策として、シート内部に医療用ゲル素材(ゲルザブ等)を埋め込む手法が効果的です。
また、フラットフェンダーを極端に短くした場合、雨天時やウェット路面で泥水が背中まで跳ね上がる点は割り切りが必要です。積載性もほぼゼロになるため、日常的な使い勝手を求めるならスイングアームバッグの増設などを検討しましょう。