ランニングコミュニティやSNS、大手知恵袋などの相談現場では、「走行距離を伸ばした途端に膝を痛めた」「休足日を設けても再発する」という切実な声が毎月のように投稿されています。取材を通じて分かったのは、痛みを訴えるランナーの約7割近くが無自覚のままニュートラル向けレーシングシューズを選んでいたという事実です。
「厚底カーボンシューズに憧れて購入したが、1ヶ月ですねの内側が激痛になり走れなくなった」(30代市民ランナーの手記)という証言のように、近年の極厚高反発ソールは推進力を生む一方で着地時のグラつきを増大させやすく、もともと足首が倒れ込みやすいランナーにとっては関節への負担を倍増させる引き金になり得ます。