検査薬が陰性を示しても、実際には妊娠しているケースがあります。これを「偽陰性(false negative)」と呼びます。主な原因は以下の通りです。
① 検査が早すぎる:前述のとおり、着床直後はhCGが十分な量に達していません。生理予定日前後でも陰性が出た場合、1週間後に再検査するのが鉄則です。
② 尿が薄すぎる:水分を大量に摂取した直後の尿では、hCG濃度が希釈されて検出されにくくなります。早朝尿を推奨する理由はここにあります。
③ 検査薬の使用期限切れや保管不良:高温多湿・直射日光下での保管は試薬の劣化を招きます。パッケージに記載された保管方法と使用期限を必ず確認してください。
同時に、妊娠超初期症状として以下のような体の変化が現れることがあります。これらは検査薬の結果とあわせて参考にしてください。
- 着床出血(少量のピンク〜茶色のおりもの)
- 基礎体温の高温期継続(17日以上続く場合は要注意)
- 胸の張り・乳首の過敏感
- 頻尿・下腹部の違和感(生理痛に似た鈍い痛み)
- 強い眠気・倦怠感・軽い吐き気
「検査薬は陰性だったが、こうした症状が複数続いた」という場合は、フライング検査が早すぎた可能性を疑い、生理予定日から1週間以上経過してから再検査することを推奨します。それでも生理が来ず陰性が続く場合は、子宮外妊娠などの異常妊娠の可能性もあるため、速やかに産婦人科を受診してください。