かつて画面越しに大人たちを舌巻かせた少女は、いまや一人の成熟したアーティストとして多角的な活動を繰り広げている。幼少期のインパクトがあまりに強烈だったため、世間の記憶の中では「はるかぜちゃん」の残像が今なお根強く残っているかもしれない。しかし、現在の彼女を知る者にとって、その姿は頼もしい才能あふれる演劇人そのものだ。
年齢を重ねるごとに表現の深みを増した彼女は、声の芝居と生の舞台の両輪で着実にキャリアをビルドアップしてきた。子役時代の認知度に頼ることなく、オーディションで自らの実力を証明し続けるスタイルは、叩き上げの役者としての気概に満ちている。