ネット検索で「猫猫 壬氏 キス」と調べる読者がしばしば直面する不可解な関連ワードが「蛙(カエル)」です。未読者の中には「カエルを間に挟んでキスしたのか?」「カエルにまつわる呪術か?」と勘違いする人も散見されますが、実態は全く異なります。
この「蛙」とは、原作小説第5巻(第16話)に登場する、作中屈指の衝撃エピソードを指します。壬氏の股間に触れるハプニングが発生した際、猫猫はその感触と異様な存在感を心の中で「蛙のようなもの」と表現しました。つまり、「去勢されたはずの宦官である壬氏が、実は男性機能を完全に保っている=本物の男である」という事実を猫猫が物理的に思い知らされた瞬間を指す隠語です。
この「蛙事件」こそが、猫猫の中で「美形の小間使い・上司」だった壬氏を「一人の男性」として意識せざるを得なくなった決定打であり、第7巻のキスへの不可欠な前哨戦となっています。
また、「二人はいつ両想いになったのか」という点も大きな誤解が存在します。キスをした第7巻の時点では、決して両想いではありません。壬氏の一方的な巨大感情に対し、猫猫側は警戒心と困惑が大部分を占めていました。猫猫が自らの感情を言語化できないまでも、壬氏を他者とは明確に異なる「不可侵な存在」として受け入れ始めるのは、さらに物語が進んだ第8巻以降の過酷な試練を経てからです。