どれだけ素晴らしいデジタルシステムを導入しても、使いこなせなければ意味がない。特に高齢化が進む地方都市において、デジタルデバイド(情報格差)の解消は避けて通れない課題だ。
そこで活躍しているのが、館内に常駐する「デジタルコンシェルジュ」と呼ばれるスタッフたちである。彼らは単に本の場所を案内するだけでなく、タブレットの使い方や電子書籍の借り方、さらには行政手続きのオンライン申請までサポートする。最新技術を導入する一方で、人間による泥臭いサポートを怠らない。このバランス感覚こそが、地域住民の信頼を勝ち得ている理由だろう。