捜査員が男の都内高級マンションに踏み込んだのは、まだ街が薄暗い早朝のことだった。捜査関係者によると、部屋の奥から出てきた男は寝起きで動揺を隠せない様子を見せつつも、大きな抵抗はしなかったという。室内からは使用済みの吸煙器具や、粉末状の違法薬物とみられるパケが複数押収された。
周囲の住民は「最近、深夜に不審な人物が出入りしていた」と口をそろえる。華やかなスポットライトの裏側で、密かに蝕まれていた日常。長年にわたり捜査網を張り巡らせていた当局の電撃介入によって、ついにその隠された疑惑が表沙汰となった。