給湯器は完全に壊れる前に、日常の動作の中で何らかの警告サインを発しています。これらを見逃さずキャッチできるかどうかが、真冬の「突然のお湯ストップ」を回避する鍵となります。
代表的な給湯器の故障前兆として、まず挙げられるのが動作音の変化です。点火時に「ボンッ」と爆発のような低い音がする、稼働中に「キーン」「ピー」という金属的な高音が響く、排気口付近から「ガタガタ」と振動音がするといった寿命に伴う症状や異音は、ファンモーターの摩耗やバーナーの不完全燃焼を示唆しています。
また、音以外にも以下のような違和感が生じた場合は、機器の限界が近づいている証拠です。
・シャワーを浴びている最中に急に水になる、または設定温度まで上がらない
・お湯になるまでに以前より明らかに時間がかかる
・追いだき機能を使っても浴槽が温まらない
・給湯器本体から白い煙が出ている、あるいは酸っぱいガス臭・焦げ臭いにおいがする
・給湯器の下部や配管接続部が濡れており、水漏れが確認できる
なお、リモコンに表示される「888」や「88」という数字は故障コードではありません。これは給湯器のリモコンに888が点滅する理由として「設計標準使用期間の10年が経過したため、点検を受けてください」という点検通知(タイムスタンプ機能)です。給湯自体はそのまま使用可能ですが、安全点検や交換を本格的に検討すべきタイミングであることを知らせています。