日本中を戦慄させた寝屋川事件の犯人・山田浩二とは、どのような人物だったのでしょうか。捜査が進むにつれて明らかになったのは、過去にも少年を標的にした極めて凶悪な前科を持つ男の実像でした。
山田は大阪市内で育ち、中学卒業後は職を転々としながら荒れた生活を送っていました。特筆すべきは2002年に起こした監禁・強盗致傷事件です。山田は寝屋川市内で男子中学生らに「道を教えてほしい」と声をかけて車に乗せ、手錠をかけて粘着テープで縛り、金品を奪って山中に放置するという犯行に及んでいました。
この事件で懲役刑を受けた山田は、2014年秋に出所したばかりでした。出所からわずか1年足らずで再び同様の手口を用いて凶行に及び、今度は二人の尊い命を奪うに至ったのです。弱者を巧みに誘い込み、自由を奪って支配するという極めて執拗かつ危険な犯罪傾向が浮き彫りとなりました。