漆黒のアイラインに、光を宿した透き通るような素肌。大胆なカッティングのドレスを着こなす姿もあれば、ノーメイクに近い無防備な笑顔でファンに語りかけるストーリーズもある。その変幻自在なビジュアルの振れ幅こそが、表現者・氷川きよしが辿り着いた「究極のナチュラル」だ。
長年背負い続けた「演歌界のプリンス」という看板。そこからの脱皮は、容易な道のりではなかったはずだ。だが、現在Instagram上で放たれる眩いばかりの光彩は、あらゆる葛藤を乗り越えた者だけが放つ純粋なエネルギーに満ちている。ジェンダーやジャンルといった既存のカテゴリーを軽やかに飛び越え、ただ「自分自身であること」を謳歌するその姿に、世代や性別を超えたフォロワーたちが魅了され続けている。