才能の裏付けは血統だけにとどまらない。父親はMLB通算150勝以上を誇る稀代の右腕。そして母親の山本聖子氏は、女子レスリングで世界選手権を4度制した伝説的アスリートだ。このふたつの最高峰の遺伝子が融合した存在が、凄まじくないわけがない。
だが、本当の凄みは家庭内の「当たり前」のレベルにある。食卓に並ぶバランスの行き届いた栄養管理。疲労回復のための最新コンディショニング。さらには、世界最高の打者を抑え込むための配球論が日常会話として飛び交う環境。幼少期からこの空気を吸って育ったアドバンテージは、数字やスペック以上に計り知れない。