ストロング系ブームの象徴であり、文化現象とまで呼ばれたサントリーホールディングス株式会社の「-196℃ ストロングゼロ」。その圧倒的なブランド力を持つサントリーもまた、時代の潮流と真摯に向き合っている。
同社は「-196℃」ブランドの持つ特許技術(果実を瞬時に凍結・粉砕して浸漬する製法)の強みを活かしつつ、ブランドのコミュニケーション戦略を根本から再構築した。ただ「早く強く酔えること」を誇示するプロモーションは完全に姿を消し、食事に合うすっきりとした味わいや、日常を豊かにするリフレッシュメントとしての価値を前面に打ち出している。さらに、無糖市場への注力や低アルコールラインの拡充など、多様な選択肢を提示することで、消費者の健康志向とブランドの存続を両立させる道筋を模索している。