近年のテレビ放送業界では、コンプライアンスの強化やリスク回避の観点から、NGシーンや予定調和を乱すハプニングに対して慎重な姿勢が求められている。そんな時代にあって、なぜくまモンのハプニングは批判されるどころか愛され続けているのだろうか。
そこには、誰かを傷つけることのない「誰もが幸せになれる笑い」が存在するからだ。失敗した瞬間のくまモンの愛くるしいしぐさ、周りのアナウンサーやスタッフが必死に取り繕う人間味あふれる姿は、視聴者に強い親近感を与える。完璧に作り込まれた番組よりも、生放送ならではの人間くささやライブ感こそが、視聴者の心を揺さぶるのだ。