イタドリを取り巻く食文化は、地域による「熱量の格差」が非常に大きいという興味深い実態があります。主要なWeb掲示板やSNS、地域コミュニティをリサーチすると、イタドリ料理ネットの反応には明瞭な二面性が観察されます。
高知県をはじめとする四国地方では、春先になるとスーパーマーケットの野菜売り場に当たり前のようにイタドリ(現地名:イタジコ、ダンチなど)が並びます。地元の家庭では「春の訪れはイタドリの油炒めで感じる」「冷凍庫に塩漬けをストックしておき、年中散らし寿司や煮物に使う」という声が多数派を占めます。現地の居酒屋でも「イタドリの油炒め」は春の定番メニューとして定着しています。
一方で、東日本や都市部のユーザーからは「ただの雑草だと思っていた」「世界の侵略的外来種ワースト100に指定されるほどの厄介な雑草なのに、食べられるとは知らなかった」「昔通学路で皮を剥いて吸ったら猛烈に酸っぱかった記憶しかない」といった驚きの声が目立ちます。世界的に見ればコンクリートの隙間からアスファルトを突き破る強靭な繁殖力で恐れられる植物が、日本の伝統的な食の知恵によって至高の珍味へと昇華されている事実は、多くのネットユーザーに強いカルチャーショックを与えています。
食した人々のリアルな感想を総括すると、「メンマとアスパラガスとセロリを足して割ったような独特の快感食感」「アク抜きさえ成功すればクセがなく、何杯でもご飯がいける」と、そのテクスチャー(噛みごたえ)に対する絶賛が圧倒的多数を占めています。