Q1:粉瘤の手術当日はお風呂に入れますか?運動や飲酒の制限はありますか?
A1:手術当日のシャワー浴は、患部を防水テープで完全に保護していれば首から下のみ許可される場合が多いですが、湯船に浸かる入浴は創部の感染や出血を防ぐため抜糸(または数日後の創部確認)まで禁止されます。また、術後2〜3日間は血流が活発になると傷口から再出血(血腫形成)や腫れのリスクが高まるため、激しいスポーツ、サウナ、過度の飲酒は厳禁となります。
Q2:粉瘤は市販の塗り薬や市販の飲み薬で小さくすることはできませんか?
A2:不可能です。市販の化膿止め軟膏や抗生剤、漢方薬(排膿散及湯など)は、細菌感染による「一時的な赤みや腫れを鎮静化させる効果」を持つ場合はありますが、皮下に形成された角質の袋(嚢腫壁)そのものを溶かして消し去る作用はありません。袋という物理的な器が残存している限り、薬をやめれば再び老廃物が溜まって元に戻ります。根治させる医学的手段は外科的摘出のみです。
Q3:初診の当日にそのまま日帰りで手術してもらえますか?
A3:日帰り手術を積極的に標榜している形成外科や皮膚外科クリニックでは、WEB予約時に「当日手術希望」を選択することで、初診から診断、手術、帰宅までを1日で完結できる施設が増えています。ただし、粉瘤が極端に巨大な場合、過去の強烈な炎症で癒着が激しい場合、あるいは患者が抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)を服用していて事前の休薬管理が必要な場合などは、初診日は診断と採血のみ行い、別日に手術枠を確保する方針が取られます。